寒い時期に気を付けたい動物の病気~その1~

飼い主様にも、動物にも

一番負担の少ない治療を

提案している『くわはらアニマルクリニック』です。

今回から、《冬にかかりやすい犬の病気》

について書いていきたいと思います。

「冬にかかりやすい犬の病気ワースト5」といえば、

1位「泌尿器系」、2位「関節の疾患」、

3位「心臓・循環器系の疾患」、4位「伝染症の疾患」、

5位「呼吸器系の疾患」です。

 

■1位 泌尿器系■

寒くなると水分摂取量が減り「膀胱炎」や「尿結石」になることもあります。

●膀胱炎

膀胱炎は細菌によって膀胱内の粘膜に炎症をおこしてしまう病気で、

排尿のおわりに血が混じる初期のものから、

じょじょに血尿へと変化し、頻尿も伴う場合も多いです。

●尿結石

尿路のどこかに結石(小さな石)ができる病気です。

特にオスでは尿道に詰まる事が多いので注意が必要です。

何度トイレに行ってもがオシッコが出ていない場合は

すぐに受診するようにして下さい。

急激に体調悪化し急性腎不全に陥り、死亡する事も少なくありません。

初期は血尿や頻尿がみられます。

膀胱炎と尿結石は併発している場合が多いですので、

尿に異常を認めたら早い受診をお勧めします。

 

■2位 関節の疾患■

寒さにより散歩の距離や回数が減り、

運動不足により肥満体型になると、

関節の痛みなどをともなう「関節炎」になります。

●関節炎

関節炎の原因は肥満や運動不足、外傷や加齢など。

おもに「感染性関節炎」や「変形性関節症」が多く、

歩くときに足を引きずるように歩く、

じっとしていることが増える、

散歩をいやがるなどが関節炎のサインです。

単純に高齢になったから運動量が減っただけでなく、

痛みが原因となっているケースも少なくありません。

 

愛するペットの健康は飼い主さん次第ともいえます。

病気を予防する方法をご紹介します。

 

■新鮮なお水を用意■

新鮮なお水が24時間いつでも飲めるよう、

いつもの場所においてあげてください。

 

■体重管理で肥満を防ぐ■

寒くなると、運動が減り太りやすくなるので、

月に一度はの「体重測定」を習慣化するよう、

心がけましょう!

「肥満は万病のもと」なので、太らないように注意が必要です。

 

■療法食やサプリメント■

尿石症を予防するフードや関節軟骨を保護するサプリメントなどを

使用することも有効です。

特に以前に膀胱炎を経験した事がある場合は尿石症を起こしやすいので、

結石予防用のフードを食べる事をお勧めします。

 

■定期健診やワクチン接種を受けましょう■

とくに7歳以上の老犬の場合は、

最低でも年に2回以上は「定期健診」をうけてください。

また、感染症の疾患を防ぐために、

「ワクチン接種」を毎年うけるのも大切ですよ!

定期的な受診をお待ち致しております。

 

次回は、

3位「心臓・循環器系の疾患」、4位「伝染症の疾患」、

5位「呼吸器系の疾患」をご説明していきますね。

 

【くわはらアニマルクリニック】

電話番号    075-693-7700

診療時間    8:30~12:00/16:00~19:00

※13:00~15:30・・・手術・往診

休診日     水曜・日曜午後、祝日午後

保険対応    アニコム/アイペット

お支払い方法  クレジットカード、電子マネー利用可能

待合室席数   10席

【アクセス】

住所      〒601-8335
京都市南区吉祥院砂ノ町4

バス      「吉祥院高畑町」バス停より 徒歩約7分

電車       JR京都線「西大路」駅より 徒歩約19分

駐車場      駐車場4台完備

関連記事

  1. ネコの完全室内飼いをお薦めする理由~くわはらアニマルクリニッ…

  2. ペットも風邪をひくの?

  3. 犬を飼い始める時に必要な事~くわはらアニマルクリニック~

  4. 犬の歯石を綺麗にしたほうがいい理由~くわはらアニマルクリニッ…

  5. 気温が低く乾燥している時に気をつけたい事~その3~

  6. 室内犬にも散歩が必要な理由

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP