寒い時期にかかりやすい病気~その②~

長年の勤務医としての経験を活かし、

健康診断・去勢・予防接種から、

救命救急医療や外科など幅広く診療している

『くわはらアニマルクリニック』です。

 

前回は、寒い時期にかかりやすい病気

第一位 「泌尿器系」

第二位 「関節の疾患」

についてご説明させて頂きました。

今回は

第三位  「心臓・循環器系の疾患」

第四位  「感染症の疾患」

についてご説明させて下さい。

 

■第3位 心臓・循環器系の疾患■

気温低下により朝晩に咳が出るなら、

心臓の病気の可能性もあります。

●僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)

加齢が原因とされる犬の心臓病の大部分が、

「僧帽弁閉鎖不全症」です。

初期段階の明らかな症状として、

のどにひっかかったような咳をする、

水をのむとむせてしまうなど。

さらに進行すると、

食事のときにむせるような咳をする、

運動をいやがり散歩途中にすわりこむ

などの症状がみられます。

 

■4位 感染症の疾患■

「感染」とは細菌やウィルスが体内にはいり、増殖すること。

子犬などのワクチンを接種していない犬に感染しやすい

「犬ジステンパー」は、

高熱や下痢がサインになります。

また、疫力の弱い子犬や高齢犬が感染しやすい

「犬パルボウイルス」は、

嘔吐や血便がみられることもあります。

●犬ジステンパー

ウイルス性の疾患で、日本オオカミを絶滅に陥れたとても恐ろしい病気で、

感染すると最悪死に至ってしまうことも。

感染初期は目やにや鼻水、

高熱や食欲不振などの症状があらわれ、

咳やくしゃみなどの呼吸器症状や、

嘔吐や下痢などの消化器症状がみられます。

なにより、ワクチンでの予防が重要になります。

●犬パルボウイルス

感染すると、高熱や元気消失、食欲不振や下痢、

嘔吐や目やになどの症状がみられます。

口や鼻から強い感染力で体内にウィルスが侵入し、

最終的には脳まで広がり、

行動の異常やけいれんがみられ、

マヒなどの後遺症が残ることもあります。

重症化すると死亡するケースが多く、感染力も強いです。

獣医療の進歩により助かる症例も増えていますが

ワクチンによる予防が重要になります。

 

『くわはらアニマルクリニック』では、

検査後は飼い主さまに様々な治療方針をご説明し、

選択していただきます。

家族の一員であるペットの状態をちゃんとご理解いただくためにも

分からないことがあればお気軽に聞いてください。

 

次回は、第五位 「呼吸器系の疾患」

について、ご説明させていただきます。

 

【くわはらアニマルクリニック】

電話番号    075-693-7700

診療時間    8:30~12:00/16:00~19:00

※13:00~15:30・・・手術・往診

休診日     水曜・日曜午後、祝日午後

保険対応    アニコム/アイペット

お支払い方法  クレジットカード、電子マネー利用可能

待合室席数   10席

【アクセス】

住所      〒601-8335
京都市南区吉祥院砂ノ町4

バス      「吉祥院高畑町」バス停より 徒歩約7分

電車       JR京都線「西大路」駅より 徒歩約19分

駐車場      駐車場4台完備

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